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実況中継 2

ファクトリービジネス研究会 機械工具商社経営部会 2月度 定例会

片山 和也

片山 和也

更新日:2017.02.22

『ファクトリービジネス研究会機械工具商社経営部会2017年2月度 定例会』が、株式会社船井総合研究所の淀屋橋セミナープレイスにて開催されました。

『ファクトリービジネス研究会機械工具商社経営部会2017年2月度 定例会』が、株式会社船井総合研究所の淀屋橋セミナープレイスにて開催され、今回の定例会も多くの会員企業様にお集まり頂きました。

第一講座は「全国の市況と今後の見通し 今月の成功事例」と題しまして、
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント・片山和也より、お話をさせて頂きました。(以下:片山の講演内容抜粋)

 現在の製造業における市況として、半年前までデフレ気味であり需要がだぶついていましたが、最近では非常に需要が伸びてきている状態です。原因としては、特にAIやIoT関連における分野が時流としても盛んであり、それらに関する試作開発が非常に盛んであるといったことが考えられます。また、これからの商社として、競争に勝ち残っていくためには「技術力」を持たなければなりません。特に、加工・機械・工事の3つのうちどれかを推進していくことが重要です。中でも、時流的にフロン×工事が重要になってきます。第一講座後半からは、会員様企業の成功事例として社内にシステムを組み込むことで業務効率を高め、一人当たりの高生産性を達成した企業様に講演頂きました。具体的には電子ファイル化・指定伝票の即時発行化・仕入先とのEDI連携を行い、結果、10年間で売上2倍・従業員数は1.5倍で1人当たりの負荷は高いのに・平均残業時間が1時間短縮となりました。システムの実演もあり、非常にわかりやすい内容でした。これから、生産性向上をめざすべきであり、システムの重要性はますます上がっていくと考えられます。

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第2講座は「機械工具商社の新たなサービス:集塵機メンテナンスのご紹介」と題しまして、

 集塵装置株式会社の 代表取締役社長 丸山宏樹様、技術営業部 部長 榎本直弘様、技術営業部 次長 舘林昌史様 にご講演をいただきました。(以下抜粋)
集塵装置株式会社様は集塵機だけの販売を行う会社ではなく、「システム」を売る会社としてエンジニアリング、標準品等を加工しています。特徴といたしましては、①定期点検契約(急なトラブルにも対応)②単発点検依頼(お見積り後に対応)③フィルタ再生(フィルタを持ち帰り清掃再生利用)といったサービスを展開しています。また、新製品・新技術としては、「油煙除去装置(オイルミストコレクター)」「脱臭装置」があります。「油煙除去装置(オイルミストコレクター)」には、二つの除去方法があり、高温域のオイルミスト除去にはプレコート式オイルミストコレクター、ワニス等高粘度オイルミスト除去には水冷ジャケット式サイクロンを使用しています。「脱臭装置(UFBオゾン脱臭)」とは、ウルトラファインバブル(UFB)のオゾン水で悪臭を分解する新技術であり、今までのオゾン水は水とオゾンが良く混ざらずすぐにオゾンが無くなってしまうといった問題がありました。しかし、UFBならオゾンの気泡が水の中に留まりこういった課題に対処しています。

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第3講座は、「機械工具商社の新たな商材:ピュアキレイザー水処理のご紹介」をテーマに、東洋バルヴ株式会社 環境事業推進部 環境営業グループ 伊藤肇 様(以下:講演内容抜粋)

東洋バルヴ株式会社の事業として今、注力しているものに、オゾン+紫外線+光触媒による促進酸化処理法(AOP)を駆使したワンランク上の水処理装置、「ピュアキレイザー」があります。この製品の特長としては、オゾンよりも2.5倍の酸化力を持つOHラジカルを使用する点にあります。OHラジカルの強力な酸化力により、オゾンでは分解にかかってしまう物質でも短時間で分解することができ、このOHラジカルは、オゾン+紫外線+光触媒の3つを一体化させることで単独作用の数倍の相乗効果を発揮します。ピュアキレイザーの効果としては、①強力な促進酸化効果で有機物を分解し、菌の住処を無くす。②オゾンの酸化と-OHが働き、pHが安定する。③促進酸化でオゾン発生量も少なくて済み、オゾン処理装置が小さくできるため装置小型化ができる。④有機物を分解することで、塩素化合物による塩素臭を無くす。といったものがあります。実用例として、ある会社の社員寮のお風呂で使用した例があり、この寮では、毎回8tの水を入れ替えなければならなかったが、ピュアキレイザーを使用することで、お風呂の水をキレイに保ち、換水頻度を低減し、その結果、上下水道費用を削減することができました。毎日、交換していたものを2週間に1回の水の張替えで良くなることで、1度で120万円のコストダウンを達成した例もあります。また、植物工場でも活用されております。実際に、綺麗な水でしか栽培できなかったワサビが室内で栽培できるといった成功例も出ています。この時は、6ヶ月間水の入れ替え無しで、成長は通常栽培の2倍といった結果が出ています。その他、クーリングタワーや金メッキ・純水活用といった分野においても成果を発揮しています。

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第4講座は、「手企業バイヤーに聞いた、工場資材 最適購買・調達の最新ニーズ」です。
株式会社船井総合研究所・山崎 悠より、お話をさせて頂きました。(以下:講演内容抜粋)

大手製造企業と生産財ECサービスについて調査を行いました。結果、価格や納期の早さといった点でECサービスのメリットを感じていると考えられます。また逆に、ECサービスと地域の商社を比べると、ECサービスでは補完できない相性が悪い領域において地域商社の評価が高い点がある。具体的には、きめ細やかなサービスや型番違いなどのミスに対しての対応が早いなどが挙げられる。現在、船井総研では「調達代行」をテーマに、大手メーカー購買担当向けに各エリアでの調達代行を対象に、全国エリアを網羅して且つ、地域ごとに調達代行企業を探すことができ、具体事例・実績がわかる形のサプライヤーカタログを構想しています。

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第5講座は、「新商品・新サービス開発ミーティング」です。

株式会社船井総合研究所グループマネージャー・片山 和也がコーディネーターでした。(以下抜粋)

フロン営業に関する議論がなされました。営業において、どのように進めていけばよいか活発な意見や質問がなされました。実際に、フロン点検におけるビジネスですでに成功されている企業様からのアドバイスもありした。また、フロンにおける営業だけでなく、フロン営業から工場・工事メンテナンス等に繋げてビジネスにしていこうといった意見がありました。また、中古機械における議論も活発に進み、モデル企業様からのお話しもあり、非常に盛り上がりました。

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ファクトリービジネス研究会 部品加工業経営部会 第1回定例会 名古屋会場

片山 和也

片山 和也

更新日:2017.02.09

2017年1月27日(金)@ウインク愛知

本日は『ファクトリービジネス研究会 部品加工業経営部会第1回定例会 名古屋会場』を、ウインク愛知にて開催しました。今回も、多くの経営者の皆様にお集まり頂きました。

それでは、本日の講座の実況中継をお送りいたします。

第一講座は「人と機械が融合する~ヒューマシン・カンパニーをつくる我が社の取り組み~」と題しまして、
ナカヤマ精密株式会社 代表取締役社長 中山愼一様よりご講演いただきました。

ナカヤマ精密㈱は、従業員200名の大阪府・大阪市にある超鋼合金・精密部品の機械加工会社です。「機械を徹底的に使いこむ」をモットーとしており、従業員数が多いのにもかかわらず、個々人の技術力が非常に高い点が特徴的です。今回は、「ヒューマシンカンパニー 「人のような機械」と「機械のような人」が織りなす超精密加工の物語」を執筆されている同社/中山社長から、普通の機械で差別化を図るためにはというテーマでお話しいただきました。

(以下、中山社長の講演内容抜粋)
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ナカヤマ精密では、半導体製造装置に使われる超精密部品や電子部品用の金型プレス部品から人工衛星に用いられる部品等、様々な業界に使われる精密部品を生産しています。
中山社長の考える製造業の本質とは、「モノを作り続けること」です。生産技術というのは、日々自分たちの手でモノを作り続けることで向上させる事ができます。製造業は自分たちの手でモノを作り続けそれに付加価値をつけて売っていくことが大切なのです。
ナカヤマ精密が考える、普通の機械で差別化をはかる方法は、使用する加工機の精度のばらつきを把握することです。レーザー測定器を使用し、X軸・Y軸・Z軸すべて測定して、場合によっては社員による公正・部品の取り換え等を行い常に機械の最大限の機能を発揮できる仕組みづくりを行っています。
機械には必ずバラつきやクセがあります。このような機械の特性を把握することでより高精度な加工を施すことができます。また、温度でもワークの精度が揺らぎますので、高精度な加工をする際は温度環境を一定にすることも非常に大切です。近年は、人間でやらなければいけない仕事・機械にやらせるべき仕事を分けて考え生産性の向上にも努めています。
精密部品を生産していく上で、外部環境と加工機械を使いこなす仕組みが大切です。

第二講座は「2017年時流対策~限界利益率を10ポイント以上高める方法~」と題しまして、
株式会社船井総合研究所 グループマネージャー 片山和也
株式会社船井総合研究所            大橋賢作
よりお伝えさせていただきました。

(以下、片山の講演内容抜粋)
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先般のアメリカ大統領の交代でもあるように世界はG0という不確実性の高い時代を迎えています。こうした混迷の時代にすべきことは、「自分らしさ」の追及です。つまり部品加工業が今すぐ取り組むべきことは、自社が日本一を目指せる強みを把握すること、自社の強みを発見する具体的方法は、①長所伸展法、②取引先発見法、③新規開拓法の3つがあります。
長所伸展法は、不況時でも伸びている、あるいは売上が下がっても伸び率の高い商品・カテゴリーこそが自社の強みである可能性が高いということです。
取引先発見法は、全く違う3社以上の客から、・製作要望・注文・リピートがあったものは何か?その商品・カテゴリーこそが自社の強みである可能性が高いということです。
新規開拓法は、例えば、新規開拓を行った際にスムーズに見積りが通った商品・カテゴリーは何か?言い換えると価格競争力がある商品・カテゴリーは何か?その商品・カテゴリーこそが自社の強みである可能性が高いということです。
普通の町工場でも必ず自社にしかない強みが必ずあります。
BtoBビジネスの法人営業開拓では、絶対に必要な3つの要素があります。①タイミング、②マッチング、③コネクションです。コネクションとしては、船井総研がマッチングフェアや出張展示会などで、必要な場を設けていきます。ただ、新規開拓のタイミングとマッチングを図るためには、必ずホームページが必要になります。なぜなら事前にホームページは事前にチェックされるからです。部品加工業のホームページは、会社案内・機能訴求を目的とする「コーポレートサイト」と、マッチング・価値訴求を目的とする「ソリューションサイト」があります。ソリューションサイトは、これまで進化を続けており、「ソリューションサイト3.0」というフェーズを迎えています。

片山の講演に続きまして、
「ソリューションサイト3.0導入による成功事例」と題しまして、
株式会社船井総合研究所 大橋賢作より、ソリューションサイト3.0について詳しくお伝えさせていだきました。
(以下、大橋の講演内容抜粋)
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昨今、WEBの規格が大きく変わってきており、それに伴いGoogleも検索条件を変化させています。WEB規格に沿ったソリューションサイト3.0にすることで、効果は2倍以上に増やすことも可能となります。一方、旧規格対応のままではリニューアルを検討すべきです。ソリューションサイトは、効率的な集客を自動で行ってくれる言わば「集客ロボット」ともいえるものです。また、この集客ロボットは性能のチェックと改善を繰り返すことでより大きな成果をもたらすことができます。

当講座では、ソリューションサイトを照射しながら、実際に新規顧客開拓に至った経緯や貴重な市場ニーズを獲得できた事例をご紹介させていただきました。

第三講座は「自社の日本一を決める技術交流会」ということで、グループごとに以下のテーマについてディスカッションを実施しました。
①自社の日本一、あるいは日本一を目指すテーマ
②昨年末までに行なった具体的なアクション
③次回定例会までに行う具体的なアクション

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ディスカッションでは、各項目の発表、それに対する会員企業様同士や弊社コンサルタントからのアドバイス・質問などが飛び交い、大いに盛り上がっていました。

次回は2017年 3月に第2回の例会で東京・名古屋・大阪の3会場での開催となります。

・ 東京 :3月24日(金)
ゲスト講師:ナカヤマ精密株式会社 代表取締役社長 中山愼一 様
・ 大阪 :3月28日(火)
ゲスト講師:ナカヤマ精密株式会社 代表取締役社長 中山愼一 様
・ 名古屋 :3月30日(木)
ゲスト講師:株式会社入曽精密  代表取締役 斎藤清和 様

本日は誠に有難うございました。
次回も多くの経営者の皆さまのご参加をお待ちしています。


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