実況中継

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ファクトリービジネス研究会 機械工具商社経営部会 7月度 定例会

片山 和也
更新日:2017.07.26

2017年7月14日(金)@船井総合研究所 東京本社セミナールームB

 

ファクトリービジネス研究会 部品加工業経営部会第5回定例会 東京会場

本日は『ファクトリービジネス研究会 部品加工業経営部会第5回定例会 東京会場』を、船井総合研究所東京本社にて開催しました。今回も、多くの経営者の皆様にお集まり頂きました。
それでは、本日の講座の実況中継をお送りいたします。

 

自社の「強み」を発見して、その「技術」を確実にビジネスに結びつける方法!

第一講座は「大手研究開発部門のニーズを満たす 次世代部品加工業の作り方!」と題しまして、二九精密機械工業株式会社 代表取締役社長 二九 良三 様よりご講演いただきました。二九精密機械工業(株)は、京都に本社を置く部品加工業の老舗企業。同社に集まる仕事は、「医療機器」あるいは「先端科学技術」分野など、いわゆる“世の中に出回らない仕事”が口コミにも近い状態でドンドン舞い込んできています。講座の中では、自社の強みについて、また如何にビジネスに繋げているかについてお話をいただきました。

二九社長の講演内容抜粋

 約8年前に先代の社長から事業を引き継ぎ、現在まで経営に携わってきました。2009年当時、当社は年商16億円、社員数80名の企業で、事業を引き継いだ際に考えていたことは、既存事業をそのまま継続させるだけでなく、年商を上げ、会社を大きくしていきたいということでした。そこで、自社の強みとは何であるのかということを考え、展示会などの様々な活動を行いました。その中で、自社の技術力が他社と比較して非常に高いものであると認識し、研究開発部門からの評価が高いという事でした。そこで、研究開発部門をメインターゲットとして、国内での新規開拓を行いました。現在では、他社ではできない難しい案件が舞い込んでくる企業となり、“困ったら、二九に任せれば何とかしてくれる”という印象を持ってもらい、様々な研究開発案件が舞い込んできています。その結果、現在の会社規模としては年商32億円、180名へと成長し、今後は3年で50億円を目指すこと、また京都で自社に協力してくれている企業が今後も存続できるような体制作りを考えており、京都のものづくりが今後も続くように取り組んでいきたいと考えています。

講演の中では、TBSの“夢の扉”で取り上げられた医療機器開発の案件の秘話や、自社の設備投資に対する考え方、今後も思い描かれている自社の展望についてお話をいただきました。


 

次の時代を生き残れる体質改善(=モデルチェンジ)の進め方

第二講座は「次の時代を生き残れる体質改善(=モデルチェンジ)の進め方」と題しまして、株式会社船井総合研究所 グループマネージャー 片山和也、チームリーダー高野雄輔よりお伝えさせていただきました。


 

本日の二九精密機械工業様の講座と、先日行った京都のモデル企業3社での視察を通して、各社が成功している共通点として挙げられるのが、各社が“社長の仕事”である3つの取り組みを確実に行っている点にあります。
 その社長の3つの仕事とは、“自社の強みの把握”、“事業戦略の取り組み”、“人財戦略の取り組み”の3つを指します。より具体的には、①自社の強みを明確にして、日本一を目指せる強みの把握し、その強みをもとに、優良顧客をいかに増やし続けるか?という事業戦略と②自社の強みを発信することで優秀な人材をいかに採用し、育成するのか?という人財戦略を行うことです。これらを行った結果、高収益化(営業利益率10%以上)を目指すことにあります。
 その為には、まず、訴求するべき3つの強み(価値訴求の強み、スペック訴求の強み、機能訴求の強み)を明確にする取り組みが重要となります。さらに、事業戦略を進める上では、これら強みを発信し、新規優良顧客を継続獲得する仕組みづくりが重要となります。京都の3社の場合には、それが京都試作ネットに当たります。
 そこで、今回、部品加工業経営部会でも新規優良顧客を獲得する仕組みづくりの一環として、共同受注企画を行うことになりました。具体的には、2030年に想定されるAI市場の中で、最も大きいとされる運輸マーケットをとらえる為に、2018年1月開催のオートモーティブ展に出展を行います。「次世代自動車技術コーナー」のコンセプトの元、部品加工業経営部会での共同受注体の形成を行い、より費用対効果の高い新規開拓を行います。
 次世代自動車マーケットを開拓する上での一つの手段として、利用を頂ければと思います。

当講座では、船井流マーケティングによる自社の強み分析、その強みを集客サイト、会社案内サイト、技術ハンドブックなどの販促ツールを製作したことで成功した企業について、ご紹介をさせて頂きました。

 

技術力アップミーティング

第三講座は会員様の会員企業様相互の情報交換会です。

情報交換会の冒頭では、二九社長、大川室長に質疑応答にご対応をいただきました。
二九精密工業様で取り組んでいる人財戦略に関する質問や事業戦略に関する質問を研究会会員企業の皆様から頂き、お応えいただきました。特に、同社が行っている社員を大切にし、社員の人脈を活かした採用戦略についてはみなさん興味を抱かれており、質問が多くありました。この戦略により、同社は、大手企業の設計や開発担当者等、先端分野で経験を積んだ人財を採用し、自社の新たな技術力の向上に結び付けています。この戦略は非常に興味深く、先端加工分野におけるニーズをとらえ、課題解決を行う上でのモデル事例と言える内容でした。また、二九社長より、「3~5年後に現在の自社の事業が存続しているか?」という質問に対して、会員企業様からお話をいただき、非常に興味深い討論となりました。

その後、各グループに分かれて、3~5年後の自社の事業戦略についてディスカッションを実施しました。

技術力アップミーティングの様子


 

ディスカッションでは、各項目の発表、それに対する会員企業様同士や弊社コンサルタントからのアドバイス・質問などが飛び交い、大いに盛り上がっていました。

次回は、2017年7月の定例会として東京・名古屋・大阪の3会場での開催となります。

 

2017年8月の定例会 東京・名古屋・大阪

次回は、8月23日(水)~8月25日(金)に開催される 船井総合研究所 第91回経営戦略セミナー内の3日目、8月25日(金)に開催されるファクトリービジネス分科会となります。開催場所は品川プリンスホテルとなります。

ゲスト講師として、未来調達研究所 取締役 牧野 直哉 様にご講演をいただきます。
会員企業様は、2日間、無料でのご招待となりますので、24日、25日にぜひともご参加いただければと思います。本日は誠に有難うございました。次回も多くの経営者の皆さまのご参加をお待ちしています。

ファクトリービジネス研究会 機械工具商社経営部会 2017年6月度 定例会

片山 和也
更新日:2017.07.03

2017年6月23日(金)@船井総合研究所 淀屋橋セミナープレイス 「プラス発想」

ファクトリービジネス研究会 機械工具商社経営部会 2017年6月度 定例会

『ファクトリービジネス研究会 機械工具商社経営部会 2017年6月度 定例会』が、株式会社船井総合研究所の淀屋橋セミナープレイスにて開催され、今回の定例会も多くの会員企業様にお集まり頂きました。

 

それでは本日の講座の実況をお送りします。

今月の成功事例 ~全国の市況と今後の見通し~

第一講座は、今月の成功事例 ~全国の市況と今後の見通し~ と題しまして
株式会社船井総合研究所 片山 和也
よりお伝えさせていただきました。
(以下、片山の講演内容抜粋)

・現在の時流として
現在の時流として、次世代自動車へのシフトや特にロボット産業が非常に好調であるとのお話しをさせて頂きました。ロボット業界の中でも「協業ロボット」といった今まで人が行っていた作業を機械が代わりに行うことをコンセプトにしたものが注目を浴びています。協業ロボットの特長は、可搬重量が60キログラム程度であり、実際の作業では30キログラム程の物をライン上で作業し、人の代わりに作業する、もしくは人と共に作業できるといった点にあります。昨今の人材不足に対して非常にマッチした商品であると言えます。
・今後の時流として
IoT、AI、ブロックチェインといった技術に関するものが今後、好調になると考えられます。特に、そのような技術に関するコア技術に関して非常に重要になると見られています。今後、恐らく不況になっていくと予想され、組織としては「危機管理」意識をさらに持つ必要があります。
・不況時代を乗り切るために機工商が行うべきこと
リーマンショック時代の教訓を踏まえ、不況時代を乗り越えるためのポイントとしては、如何に新規の顧客を獲得するかが挙げられます。新規顧客を行い業績を上げていく起爆剤となるものが3点あると考えています。ひとつが、従来の既存顧客に対する営業ではなく見えないターゲットに対してのマーケティング、ふたつ目が、工事メンテ・加工への取組み、最後に事業戦略と人材戦略の取組みがあります。

 

 

次に機工具商社が工事ビジネスを推進するための実弾テーマ紹介として特別企画を行い、合計4つの実弾テーマをお話しして頂きました。
特別企画①として、日本遮熱株式会社 代表取締役社長 野口 修平様よりお話しいただきました。

日本遮熱様の特殊遮熱シートのご紹介

日本遮熱様の特殊遮熱シートは、厚さわずか0.5㎜程度のアルミのシートで工場内の熱源の放熱を97%抑制します。遮熱塗料と違い、簡単に貼ることできるので場所を選ばずに使用することができます。また、屋根上に貼るだけでなく、屋根にある空間での使用、屋内でのクロスのように貼り付けすることでも効果を発揮します。また、当然ながら屋根だけでなく金型遮熱、配電室遮熱にも使用可能で非常に使い勝手の良い商品で、作業現場の環境改善に効力を発揮します。

 

特別企画②として、株式会社サンエスオプテック 代表取締役社長 伴 貴雅様よりお話しして頂きました。

初期投資不要のエスコ型照明維持サービスのご紹介

2021年より、法律の改訂に伴い、水銀を使用した明かりの販売が全て生産中止になります。そのため、今後LEDの販売が増加すると考えられます。サンエスオプテック様のエスコ型照明維持サービスでは、従来のような形態でお客様が初期投資をして購入し、維持管理をするのではなく、あくまで毎月定額で維持管理を代行するといった事を主旨としたサービスになります。また、こちらの製品は環境下が-60℃~80℃でも使用可能な日本製の高品質LEDを使用しています。この商品を取り扱うことによる機械工具商社のメリットとしては、初期投資が不要であるためにお客様に提案しやすくまた、ストック型のビジネスモデルにより高粗利を確保できる点です。このサービスを売る際に機械工具商社が行うことは、ヒアリングシートの記入と建築図面の入手のみとなります。

 

特別企画③として、株式会社アメロイド日本サービス社 広報部 部長 朝倉 耕三様よりお話しして頂きました。

液体清浄維持サービス「アメロイド」のご紹介グ

こちらのサービスは、洗浄液や研削液等をキレイに保つ管理・運用代行サービスとなります。サービス内容は、液体をキレイにする製品の設計、製造、販売、アフターフォローまで一貫したものとなっています。こちらのサービスにおけるメリットとしては、機器本体・消耗品・設置費用・修理にかかる費用全て無料とお客様が予算取りをする必要がないので非常に売りやすいといった点があります。また、遠隔監視無料サービスや一ヶ月の機器のお試しといった特典もあります。こちらに関しても、機械工具商社が行うことは、ヒアリングシートの記入をするだけです。

 

特別企画④として、株式会社サンエー 東京本店 第一営業課 舩津 裕一様よりお話しして頂きました。

完全フラットパネル型タイプLEDのご紹介

こちらの商品の特徴としては、今までにある蛍光灯やLED照明に比べて非常に薄く作られており、天井への重量の負担が少なく、また、板状であるため天井ボードにぴったりと設置することができるので圧迫感の無い開放的な空間作りをすることができます。その他、従来の照明と異なり手元に影ができにくい拡散面発光ですので手元に影ができにくいので、例えば大学などでの使用、工場ラインでの使用に最適であり、使用者の目の負担を抑え環境改善に貢献します。

 

第二講座は「新商品・新サービス開発ミーティング」ということで、グループごとに以下のテーマについてディスカッションを実施しました。
①中古機械グループ
②工事・メンテナンスグループ
ディスカッション内容
・情報共有シートによる全国の業界動向把握・会員の皆さんに聞いてみたいこと
ディスカッションでは、各項目の発表、それに対する会員企業様同士のアドバイス・質問などがあり、活発な議論が展開されました。
また、グループごとに議論するテーマを絞ったので、本音で情報共有、課題解決にあたることができました。研究会会員同士による現場に即したリアリティに溢れる情報交換の場となり、ご参加された経営者は感じられたことが多くあったのではないでしょうか。

 

2017年の機械工具商社経営研究会 定例会につきまして、下記の通りスケジュールが決定いたしました。ご予定確保の程、よろしくお願い申し上げます。
・8月24日(木)~25日(金)    経営戦略セミナー(東京)
・10月20日 (金)         船井総研 東京本社
・11月10日 (金)         先端「町工場」視察セミナー(東京)
・12月11日 (月)         船井総研 東京本社

 

皆様のご参加、心よりお待ち申し上げております。

本日のファクトリービジネス研究会 機械工具商社経営部会の6月定例会が、研究会会員様のお役に立てることを願っております。誠に有難うございました。

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