【生産管理のポイント】62・GEが提唱するインダストリアル・インターネット

わかりやすい!生産管理のポイント

62・GEが提唱するインダストリアル・インターネット

製造業の雄、GEが打ち出す新たなモノづくりの概念

モノづくりを大きく変えるインターネット

またインターネットも、モノづくりの姿を大きく変えようとしています。

例えば前述のGEでは、「インダストリアル・インターネット」という概念を提唱し、インターネットを活用することで、稼動コストを大きく下げるサービスの提供を始めています。

例えば自社が製造した航空機エンジンに数百個ものセンサーを取り付け、インターネット経由で常時そのエンジンの稼動状況を把握します。そうして蓄積したデータを元に、最も燃費効率の良い運行方法を顧客である航空会社に提案するのです。
その結果、あるヨーロッパの航空会社では年間1500万ドル(約15億円)の燃料コスト削減に成功したといいます。

また同様に発電プラント全体をインターネットでモニタリングすることで、15年間で600億ドル(約6兆円)もの燃料費を削減できるといいます。

インダストリアル・インターネットで製造業のサービス業化を推進

GEによれば、この「インダストリアル・インターネット」により、世界経済の46%(GDP換算で32.3兆ドル)に及ぶ産業がメリットを享受できるとしています。
GEが目指すところは「製造業のサービス業化」ですが、その根幹となる技術はインターネットです。

実際インターネットを用いることで、今や中小企業でも日本にいながらにしてタイや中国の工場の稼動監視を容易に行うことができる時代になりました。
あらゆる製造業において、今やインターネットの活用が当然ともいえる時代になったと言えます。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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