【生産管理のポイント】6・生産管理はビジネスモデルそのもの

わかりやすい!生産管理のポイント

6・生産管理はビジネスモデルそのもの

生産管理で差別化を行うトヨタとデル

トヨタのカンバン方式は世界に誇る日本のビジネスモデル!

さらに現在においては生産管理が進化を遂げ、単なる生産の管理手法からビジネスモデルそのものへと大きな進化を遂げているケースも多く見られます。

例えばトヨタのカンバン方式は、世界に誇る日本発のビジネスモデルです。
カンバン方式とは後工程から前工程に対して、必要なモノを必要な時に調達する「引っ張り方式」と呼ばれる生産管理手法のことです。
トヨタはこのカンバン方式をつくり上げることにより、不要な在庫を持つことなく運転資金を抑え、さらには究極の多品種少量生産である「1個流し」を実現しました。これによりトヨタはアメリカのビッグ3を抜き、世界No1の自動車メーカーになったと言っても過言ではありません。

デルの直販モデルもキモは生産管理!

さらにパソコン業界で画期的な「直販モデル」をつくり上げたデルは、問屋・量販店(小売店)など流通チャネルへのマージンを省くことにより、販売価格を大幅に下げることができました。
その結果デルはパソコン業界でトップシェアを取ることができた訳ですが、このデルの直販モデルも、1個の注文からでも短納期で受注生産が可能な生産管理に支えられて始めて可能となるビジネスモデルです。

この様に生産管理そのものがビジネスモデルとなり、同業者との大きな差別化要素になり得るのです。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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