【生産管理のポイント】59・今、注目を集めるJISQ9100とISO13485

わかりやすい!生産管理のポイント

59・今、注目を集めるJISQ9100とISO13485

航空機と医療機器の品質マネジメントシステム

注目の成長分野、航空機と医療機器

先進国におけるモノづくりは、消費財(BtoC商品)から生産財(BtoB商品)へのシフトが必要、と前のページで述べました。

例えばアメリカの総合電機メーカーであるGE(ゼネラル・エレクトリック)は、家電など消費財から撤退して、航空機エンジン・医療機器・ガスタービン・風力発電といった生産財分野にシフトして成功をおさめました。

同様にオランダの総合電機メーカーであるフィリップスも、テレビ事業の売却など家電分野から撤退し、今では医療機器メーカー世界御三家の1つです。

また、先進国各国において成長分野と目されている分野が「航空機」と「医療機器」です。

「航空機」はLCC(ローコストキャリア)の進展などにより、今後20年間で現在の2.5倍、3万5000機もの需要が見込まれる成長産業です。
また世界の医療産業は既に520兆円という市場規模であり、これは自動車産業の300兆円を上回る巨大マーケットです。さらに年率8.7%の成長率が見込まれており、「医療機器」も同様の成長産業です。

厳重な品質管理が求められる「航空機」「医療機器」の国際標準規格

こうした「航空機」も「医療機器」ともに厳重な品質管理体制が求められ、既にISO(国際標準化機構)により、品質マネジメントシステムが定められています。

「航空機」分野の品質マネジメントシステムがJISQ9100であり、「医療機器」分野での品質マネジメントシステムがISO13485です。

今後、成長産業である「航空機」「医療機器」分野に参入したい企業にとっては、必ず押さえておくべき認証規格であると言えるでしょう。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

<<目次に戻る