【生産管理のポイント】51・儲かる工場の基本は「リードタイムの削減」と「稼働時間のアップ」

わかりやすい!生産管理のポイント

51・儲かる工場の基本は「リードタイムの削減」と「稼働時間のアップ」

生産性を上げるための2つのポイント

リードタイムを削減してコストを下げる

まずリードタイムが削減できれば、それだけコストが下がることになります。

例えばAという会社の1時間の1人あたりのチャージ(時間単価)を6000円でみていたとします。製品1つの組立を1人の作業者が30分で行った場合、この製品の組立コストは3000円ということになります。

ここで、この組立のリードタイムを削減することに成功して、20分で組立が行える様になったとします。そうすると組立コストは2000円に下がり、1000円のコストダウンに成功したことになります。

よく工場の現場で、ストップウォッチを持ったスタッフの人がウロウロしている様子が見られますが、これはリードタイムの削減に努めているわけです。

稼働時間を伸ばして売上を上げる

また工作機械など、設備を稼動させて生産を行う加工工程の場合は、いかに設備の稼働時間を伸ばし、稼働率を上げるかがポイントになります。

例えばB社は、自社の工作機械を始業の朝9時から終業の17時まで、8時間のみ稼動させていたとします。
それに対してC社は昼間だけでなく、さらに作業者が帰った後も5時間くらいは稼動できる様に、終業時に材料や工具をセットして帰宅していたとします。

仮にこのB社とC社が同じ工作機械を使っていたとして、どちらの業績が良いでしょう?
当然のことながらC社です。工作機械にかかるリース費用など、固定費はどちらの会社も変わりません。同じ固定費でC社の方が有効に設備を活用しているわけですから、C社の方が業績は良くなることがわかります。

この様に「リードタイムの削減」と「稼働時間のアップ」が、まずは儲かる工場への第一歩であるといえます。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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