【生産管理のポイント】42・作業標準とは何か?

わかりやすい!生産管理のポイント

42・作業標準とは何か?

つくりかたの「標準」を示す作業標準

IEを活用して作業標準をつくろう

なぜ「作業手順書」が必要なのかというと、部品や製品の作り方を作業者任せにしていると、その作業者の技量や考え方によってリードタイム(=生産にかかる時間)が左右され、その結果としてコストに影響を与えることになります。

ですから「この製品は(この部品は)このやり方で作りましょう!」という標準となる作り方の取り決めが必要になります。これを「作業標準」といいます。

そしてこの「作業標準」をつくる際のツールとなるのが、第2章で説明したIE(インダストリアル・エンジニアリング)です。
例えばIEの手法の中の1つにサーブリック分析と呼ばれるものがありますが、これは人間が行う作業をこまかく分解していき、「これ以上分解できない作業要素」にまで到達させる分析手法です。
具体的には「目でものを探す」「見つける」「手を伸ばす」「つかむ」といったもので。これらをサーブリックといいます。
例えばサーブリックの不必要なものを取り除き、不足しているものを加え最適な順序に編成することで、作業標準を決定するのです。

「多品種少量生産」「個別生産」でも作業標準は必須!

かつての「少品種大量生産」の時代には、この作業標準もつくり易いものでした。しかし現在の様な「多品種少量生産」や「個別生産」が当たり前の時代においては、作業標準をつくるのにも工夫が必要です。例えば多品種少量生産の場合は、サーブリック分析まで行うのは現実的ではありません。いずれにせよ多品種少量生産であれ、個別生産であっても作業標準をつくるのは基本でなのす。

綿密な作業標準をつくるのが難しい場合でも簡素化するなど、工夫して自社に合った作業標準をつくることが必要です。

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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