【生産管理のポイント】39・生産計画の立て方

わかりやすい!生産管理のポイント

39・生産計画の立て方

PDCAサイクルの最初のPが生産計画

生産計画は「大日程計画」「中日程計画」「小日程計画」から構成される

生産管理とはモノづくりのPDCAサイクルを回すことですが、生産管理の最初のステップはP(=プラン:計画)にあたる部分、すなわち「生産計画」を立てる、ということです。

生産計画は長期的な視点で立てる「大日程計画」、中期的な視点で立てる「中日程計画」、短期的な視点で立てる「小日程計画」の3つに分かれます。

受託型の中小製造業の場合でも、生産計画の立案は必須!

例えば従業員30名前後の受託型の部品加工業で考えてみましょう。
まずこの会社にとっての「大日程計画」とは、3ヶ月から半年間の計画です。少なくとも3ヶ月の計画を立てないと、経営的に”仕事の有る無し”をつかむことができません。仕事が工場のキャパ(生産能力)を超える様であれば外注を探す必要がありますし、仕事が無ければ営業をかける必要があります。

またここで言う「中日程計画」とは、1ヶ月から2ヶ月くらいの計画です。少なくとも1ヶ月先までの計画を立てないことには、必要な材料の手配や治工具の準備ができないでしょう。

さらに「小日程計画」とは、3日から1週間くらいの計画です。工場というのは稼働率(あるいは稼働時間)を上げなければ利益を確保することができません。
稼働率を上げるためには、次にどんな仕事がきて、そのためにどんな準備をしなければならないのかが、現場の各工程のリーダーの頭に入っている必要があります。その為のち密な計画が小日程計画なのです。

よく「ウチは下請けだから3ヶ月先までの計画なんて立たないよ!」と言われることがあります。しかしこれは間違いです。発注元の生産情報や営業情報を入手し、決して正確でなくても良いですから「大日程計画」をきちんと立てることが生産管理の鉄則です。

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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