【生産管理のポイント】33・TPMとは

わかりやすい!生産管理のポイント

33・TPMとは

“災害ゼロ・不良ゼロ・故障ゼロ”を目的とした全員参加の生産保全

「5S」や「目で見る管理」など小集団活動で推進する取組み

TPM(Total Productive Maintenance「全員参加の生産保全」)とは、社団法人日本プラントメンテナンス協会によって1971年に提唱された概念です。

第2章で述べた「設備管理」の取組みを全社的に展開すると同時に、さらに”災害ゼロ・不良ゼロ・故障ゼロ”などあらゆるロスを未然防止する仕組みの構築を、生産部門はもとより開発・管理・営業部門などあらゆる部門の全員が参加して取り組む活動のことです。

このTPMを全社で進める上で、強力な武器となるのが「5S」と「目で見る管理」を目的とした小集団活動です。

オイルパンを撤去して油漏れが一目でわかる様に

例えば私が以前に工場見学した会社では、設備の下にひくオイルパンを全て撤去していました。オイルパンは設備から漏れた油を床に落とさないために、設備の下にひくものです。しかし本来、設備から油が漏れるということ自体がTPMの観点からすると問題で、さらにオイルパンがあると油が漏れていることに気がつきにくくなります。
オイルパンが無いことで、設備の油漏れは一目でわかる様になります。

例えばこうした取組みもTPMの一環です。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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