【生産管理のポイント】26・トヨタの自働化とは

わかりやすい!生産管理のポイント

26・トヨタの自働化とは

ニンベンのついた自動化が「自働化」

何か異常を感じたら、すぐに生産ラインを止める!

トヨタ生産方式を語る際に、カンバン方式と同じくよく登場するキーワードに「自働化」という言葉があります。

“自働化”とは“ニンベンのついた自動化“という意味で、すなわち生産ラインに何か異常があったら人の判断でスグに止める、という考え方です。

これは口で言うのはたやすいことですが、実際に実行するのはかなり勇気がいることです。なぜなら生産ラインを止めると生産がストップし、その間は工場にとって大きな損失になるからです。
しかしトヨタでは少しでも気になる点があったら、迷うことなくラインをストップする様に現場作業者に対しても、徹底して教育しています。

自働化を実現するツール、「アンドン」

その為に使用される有名なツールが「アンドン」と言われるものです。アンドンにはヒモ、あるいはスイッチがついており、このスイッチを押すとアンドンが点滅して生産ラインが止まり、トラブル解決のスタッフが生産ラインにかけつけます。

普通の会社なら「生産ラインを止めたら大きな迷惑をかけてしまう・・・」と、ささいなことで生産ラインを止めることに躊躇(ちゅうちょ)することでしょう。しかしそこで躊躇させずにラインを止めるのが、トヨタでいう「自働化」なのです。

そしてそこまでしてでも「作り過ぎのムダ」を防ぎたい、ということなのです。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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