【生産管理のポイント】23・MRPとは

わかりやすい!生産管理のポイント

23・MRPとは

部品点数の多い製品の生産管理を容易にするMRP

一定期間ごとに原価管理を行うのがMRP

MRPとは、ある一定期間に生産された製品に対して原価費目を求め、製品ごとに原価を捕らえて管理する方法です。

製番管理がオーダーごとの「製番」に着目する管理方法なのに対し、MRPは資材所要量計画に着目した管理方法で、ある期間にどれだけ在庫が必要かといった計画全体での管理を行います。

従って製番には紐づけされず、一定期間に生産された製品グロスでの管理となります。

MRPは次のステップで展開されます。

(1)製品に対して階層を持つ部品・原材料を展開して、総所要量を求める
(2)総所要量から在庫数を引いて、正味所要量を求める
(3)製品の生産日程に間に合う様に、部品・原材料の「生産日程(生産計画)」や「調達日程(資材購買計画)」を作成する

アメリカで生まれでコンピューター活用が前提のMRP

MRPは1960年代から1970年代に、アメリカで生まれたものです。コンピューターの活用を前提としたものであり、部品点数が多い製品の生産管理を容易に行うことを目的としています。

広義のMRPは生産計画シミュレーションによる最適な基本生産計画の設定からスタートし、所要量計算、工数計算、製造指示、在庫・購買管理、工程管理など生産管理全般に適用しうるコンピューターシステムとなっています。

その後、このMRPから発展したものがERP(Enterprise Resource Planning)であり、日本語では統合基幹業務システムなどと言われています。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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