【生産管理のポイント】21・受注生産と見込生産における生産管理の違い

わかりやすい!生産管理のポイント

21・受注生産と見込生産における生産管理の違い

代表的な生産管理の手法、製番管理とMRP・カンバン方式

受注生産によく用いられる生産管理の手法

まず受注生産の場合は、先ほどの生産形態の3分類でいくと、多くの場合「個別生産」ということになります。あるいは生産ロットの小さい「ロット生産」になるのが一般的です。
そして受注生産、あるいは個別生産の際によく用いられる生産管理の手法が「製番管理」と言われる手法です。

工作機械などの生産設備や特別な用途に用いられる産業機械など、また船舶や特殊車両といった特注の輸送用機器などの多くが「製番管理」によって生産管理がなされています。

見込生産によく用いられる生産管理の手法

これに対して見込生産の場合は、多くの場合「連続生産」あるいは生産ロットの大きな「ロット生産」です。こうした見込生産、あるいは連続生産・ロット生産の際によく用いられる生産管理の手法が「MRP(広義のMRP)」です。

家電や自動車、オフィス用品や化粧品など私たちの身の回りの製品の大半が、見込生産による連続生産あるいはロット生産によりつくられています。

見込生産による連続生産やロット生産は、受注生産による個別生産よりも安く製品をつくることができますが、大きな弱点もあります。それは「つくり過ぎのムダ」を生み出してしまうリスクが常にある、ということです。
この「つくり過ぎのムダ」を最小限に防ぐ生産管理の手法のことを「カンバン方式」といいます。

この様に生産形態の違いによって、用いられる生産管理の手法が異なってくることがわかります。

では次に、「製番管理」と「MRP」、そして「カンバン方式」について述べていきたいと思います。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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