【生産管理のポイント】18・外注管理とは

わかりやすい!生産管理のポイント

18・外注管理とは

外注を活用してフレキシブル生産を実現しよう

何を外注して、何を社内でつくるのかが大切なポイント!

外注とは、発注企業の設計・仕様により、外部の企業(外注先)に製造を委託する商取引のことです。こうした外注先に対しての管理のことを、外注管理といいます。

外注管理の基本は、14項でお話した「購買管理の5原則」と同じですが、外注の目的として次の7つを挙げることができます。

①高度技術の利用
②原価の引き下げ
③生産能力の調整
④生産能力の補充
  ⑤資本不足の補充
  ⑥関連企業の育成
  ⑦労務対策・公害対策・特許権など、その他の戦略的理由

外注を活用する上で大切なことは、何を社内でつくって(内作)、何を外注する(外作)するのかという、「内外作区分」をしっかりと検討することです。

外注をフル活用!自社では生産を行わないファブレス企業

さらに外注先への発注方法として、次の5つのものがあります。

  ①単工程外注方式
  ②部品の一貫外注方式
  ③ユニット外注方式
  ④完全外注方式
  ⑤社内外注方式

生産活動をこうした外注先に全て任せ、自社では研究開発とマーケティング・営業だけに注力する企業形態のことを「ファブレス企業」といいます。ファブレス企業の代表格が、50%近い営業利益率をたたきだす、キーエンスです。

また逆に、生産受託(外注)のみを専門に請負う会社のことをEMS(Electronics Manufacturing Service)といいます。92万人もの従業員を抱える世界最大の製造業、フォックスコン(台湾)はEMSの代表格です。
 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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