【生産管理のポイント】17・設備管理とは

わかりやすい!生産管理のポイント

17・設備管理とは

工場施設・機械設備・治具・運搬設備などの維持・管理・改善活動

設備の故障率を示すバスタブ曲線

生産活動を行うためには、工場施設や機械設備、治工具、運搬設備など、様々な設備が必要です。そしてこうした設備の状態によって、生産性や収益性が左右されます。

設備管理とは、こうした各種設備の計画・維持・管理・改善などへの取組みのことをいいます。
設備管理も狭義のものと広義のものに分けられます。
狭義の設備管理のことを「設備保全」といいます。そして広義には、工場全般の計画やその保全に至るまでの総合管理のことを意味します。

一般的に「設備管理」といえば狭義の設備管理、すなわち設備保全のことを指します。

多くの部品から構成される設備や装置の場合、その故障率が時間軸によって異なります。この傾向を示したものが「寿命特性曲線」あるいは「バスタブ曲線」と呼ばれるものです。
つまり設備保全は、この時間軸に適合した諸活動を行っていく必要があるということです。

故障する前に保全!設備保全の3つの考え方

また、設備保全は次の3つの考え方があります。

 ①事後保全
 ②予防保全
 ③予知保全

「事後保全」とは、文字通り壊れてから(=事後)設備を修理するという設備保全の考え方です。
しかし生産設備が壊れてから修理をしていたのでは、その間は生産をすることができず困ってしまいますよね。

ですから故障が起きない様に定期的に保全を行う、という考え方の「予防保全」が一般的に多く用いられています。よく駅で見かけるエレベーターやエスカレーターの定期点検が、この予防保全にあたります。

さらに近年では設備のモニタリング(=常時監視)を行い、壊れそうな兆候をつかんでから保全を行う「予知保全」の考え方が取り入れられるケースが増えています。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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