【生産管理のポイント】15・作業管理とは

わかりやすい!生産管理のポイント

15・作業管理とは

効率的な作業内容の追求と、労働安全衛生の両立させる管理

作業管理のツールとして活用されるIE

作業管理とは効率的な作業内容を追求すると同時に、労働安全衛生を確保・維持する取組みのことです。

そして作業管理のツールとしてよく活用されるのが「IE(Industrial Engineering)」と呼ばれる手法です。IEは最も効率的な作業内容を追求し、それを経営数値として取り扱えるレベルに定量化することを目的としています。

このIEを最初に始めたのが、アメリカの有名なF.W.テイラー(1856年~1915年)という人物です。テイラーは「科学的管理法」と呼ばれる手法を用い、それまでは作業者ごとにバラバラだった作業内容を“動作研究”“時間研究”により標準化することで、作業標準・標準時間という概念を生み出しました。

つまり、「この仕事はこの手順で行えば(=作業標準)、○分○秒でできるはず(=標準時間)だ!」ということですね。

現在では当たり前の作業標準・標準時間という考え方ですが、テイラーの時代には「人間の機械化だ!」と、ずいぶん非難を浴びたそうです。

「5S」と「目で見る管理」も作業管理の手法の1つ

また作業環境を改善するための手法としてよく用いられるのが、有名な「5S」や「目で見る管理」です。5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけ の頭文字を取ったもので、製造業だけでなくあらゆる職場で用いられている環境改善の推進手法です。

さらにこの「5S」の発展系で、生産の進捗状況や在庫量の良し悪しなどを一目見ただけでわかる様にする活動のことを「目で見る管理」といいます。

「5S」や「目で見る管理」を推進すればするほど、生産は効率化しますし、同時に職場の労働安全衛生もよりよくなっていきます。

なお、「IE」「5S」「目で見る管理」については、第3章でもさらに詳しく述べたいと思います。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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