【生産管理のポイント】12・工程管理とは

わかりやすい!生産管理のポイント

12・工程管理とは

主に納期を確保することを目的とした工程管理

「受注生産」か「見込生産」か?生産形態で変わる工程管理のやり方

工程管理とは、所定の品質・原価・数量の製品を、所定の納期に生産するための一連の工場内の総合的な活動のことです。
主に納期をきちんと守ることを目的とし、同時にリードタイムの短縮を目的とした取り組みであるといえます。

工程管理は、その生産形態によって用いられる管理の方法が異なります。

まず「受注生産」か「見込生産」か、という生産形態の違いが挙げられます。
造船や工作機械など、1品1様の製品は注文が入ってから生産する「受注生産」方式をとります。受注生産の際に用いられる管理の方法としては「製番管理」が一般的です。

また家電や自動車など、ある程度の量産が見込める製品は「見込生産」方式をとります。ここで“押し出し方式”の管理手法が「MRP」であり、“引っ張り方式”の管理手法が「カンバン方式」です。自社の製品の特性、また経営方針によってこうした生産形態が決まるのです。

工程管理は大きく「生産計画」と「生産統制」に分類される

さらに工程管理は大きく「生産計画」と「生産統制」に機能を分けることができます。

「生産計画」とは文字通り製品をつくるための計画のことであり、1年~半年スパンの計画である「大日程計画」、さらに3ヶ月~1ヶ月スパンの計画である「中日程計画」、また1週間~数日スパンの計画である「小日程」計画に分けて立案するのが一般的です。

そして、その生産計画通りに製品をつくる工場内での総合的な活動のことを「生産統制」といいます。

こうした「生産計画」や生産形態別の「生産統制」のやり方については、この後の第3章・第4章で詳しく述べていきます。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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