【生産管理のポイント】11・原価管理とは

わかりやすい!生産管理のポイント

11・原価管理とは

儲けを生み出す生産管理の第一歩!

まずは「つくるのに、いくらかかったのか?」を把握するのが原価管理

原価管理とは、その製品をつくるにあたって「いくらかったのか?」ということを明確にし、さらにその原価をいかに低減して利益を増大させるか、ということを目的とした取り組みのことです。

その製品をつくるにいくらかかったのか、を把握するのには次の2つの要素を加味する必要があります。

 1)製品をつくるために要したトータル時間(=工数)
 2)外部からの購入費用・外注費用

ここに製品Aがあったとします。製品Aをつくるのに1人の作業者が10時間かけてつくったとして、1時間あたりのチャージが仮に5000円なら、製品Aの工数原価は5万円です。

さらに製品Aの材料代が2万円ならば、製品Aのトータルの原価は7万円になります。

この様に正しい工数原価を把握するためには“作業日報”などの運用(=工程管理)が必要になりますし、また正しい購入費用や外注費用を把握するためには資材購買管理や外注管理が必要になります。

さらに原価を低減して儲けを生み出そう!

仮に前述の製品Aを10万円で売るとするならば利益は、

10万円 - 7万円 = 3万円 

となります。

さらに工場として利益を増やしていくためには、この7万円の原価をさらに下げていく活動が求められます。具体的には製品をつくるための工数を削減し(すなわち、いかに短い時間でつくるか)、購入費用や外注費用を低減する取り組みが求められます。

こうした活動に取り組みながらも、まずは目標となる「標準原価」を設定し、その標準原価との差異の測定・分析・原因の追究も含めた一連の取り組みを原価管理といいます。

 

出典元書籍:ぐるっと! 生産管理(すばる舎リンケージ)  片山 和也 (著)

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