船井総研「部品加工業」経営FAXレター

3月号外 特別レポート

宮本 公平
更新日:2016.03.02

■今、勢いのある部品加工業の“社長”の仕事
ここ半年くらいの間、私は「部品加工業も営業利益率10%超を目指しましょう」と一貫して申し上げてきました。その理由は収益性の向上が、重要な不況対策の1つだからです。ところが、こうした私の情報発信に対して、意外な声が多数寄せられる結果となりました。

実は儲かっていた(!)部品加工業の経営の実態
それは、「いや、ウチはもっと儲かっていますよ」「ウチは17%くらい利益が出ました」「ウチは20%近く出ています」といった声が多数寄せられたのです。
当然のことながら、こうした声を寄せていただいた部品加工業の会社には可能な限り訪問しました。あるいはお電話でインタビューさせていただきました。各社、やられている内容や強みは千差万別でした。部品加工業は表面上同じに見えても1社、1社やられている内容は大きく異なります。
しかしそうした中で、私は高収益の、言い換えれば今勢いのある部品加工業のある「共通点」を見出すことができました。それは“社長”です。

今、勢いのある部品加工業の共通点
営業利益率が10%から15%を超えている様な、今、勢いがある会社の社長様には、次の様な共通点がありました。それは、以下のような3つの共通点です。

(1)勉強熱心である ・・・ 例えばある独自技術を持つ、高収益なプレス加工業の社長様は、私が定期支援でお伺いすると、全てのやり取りを録音されています。後で復習をされるそうです。私としては大変恐縮ですがありがたい話です。この社長様は、あらゆる場所で同様の姿勢なのだと思います。録音まではされないまでも、皆様メモをとっておられました。

(2)何らかの同業種コミュニティーに属している ・・・ もちろん異業種から学ぶことも沢山あります。しかし、実際には、勢いのある会社の社長の共通点は現業の同業種のネットワークを物凄くお持ちです。前述の社長さんは、ある町工場専門の大学教授とインドネシア視察ツアーにご参加された、と言われていました。

(3)素直・プラス発想である ・・・ こうした高収益企業の社長様にインタビューをすると、非常にインタビューがし易いです。なぜならこちらの話を否定されないからです。恐らく自社に当てはまらない話をしても、少し考えられてから「そうかもしれまんね」といった反応をされます。逆に経営不振で飛び込みの経営相談をされる会社の経営者に限って「いや、ウチはちょっと特殊なんです」「ウチには当てはまりませんね」といった否定的な反応が多いです。

組織はトップで99.9%決まる
船井総合研究所の創業者、舩井幸雄は「組織はトップで99.9%決まる」と言っています。実際、経営者が元気な会社は社員も元気ですし、経営者がバイタリティのある会社は社員もやる気があります。
また舩井幸雄はよく「ツキの原理」という話をされていました。組織はトップで99.9%決まるので、トップは常に「ツイている状態」でなければならない、というのです。ツキを得るためには、既にツイている人と付き合わなければいけません。

また、今は二極化の時代です。世間でも特に言われているのが都市部と地方との二極化です。都市部と地方とで二極化が起きる要因は、情報量の格差です。都市部は人件費が高いなど、従来は製造業にとってマイナス面が多かったですが、現在はハード(=生産手段)よりもソフト(=情報)の時代なので、残念ながらあらゆる意味で都市部が有利です。実際、地方の部品加工業でも好調な会社の多くは都市部に営業所や拠点を持っています。あるいは経営者が営業あるいはセミナーへの参加の為に、定期的に都市部に訪れています。

板金加工業「営業利益率15%超」ビジネスモデルセミナー
来る3月23日(水)に船井総研東京本社(丸の内)で開催する標記セミナーの特別ゲスト講師である、㈱西山精密板金工業 西山社長もまさに同様です。同社では従業員24名ながら月間5000件の見積りをこなし、月間2500件の受注をこなしています。また長野県岡谷市の本社とは別に、東京都内にも営業所をお持ちです。
営業利益率15%超を実現されている同社の取組みについて、ぜひお聞きいただければと思います。もちろん、私、片山 和也も講師として登壇いたします。皆様とセミナー会場でお会いできることを、心より楽しみにしております。



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