船井総研「部品加工業」経営FAXレター

部品加工業のための生産性を高める人材マネジメント~「表彰制度」の活用によりモチベーションを高める~

三村 信明
更新日:2016.02.24

給与や賞与、福利厚生といった待遇面を改善すれば社員の「やる気」は向上し、生産性は上がります。しかし、多くの部品加工業にとって、その負担は大きく、大幅な改善は難しいのが現状です。そこでコストをかけずに「やる気」を引き出す方法として「表彰制度」を紹介いたします。筆者は部品加工業の人材開発に携わっており、社員を対象に、「仕事でやりがい・やる気を感じるのはどのような時か」をヒアリングする機会があります。すると、多くの方が「設備を使いこなせるようになって一人前の扱いを受けた。」「溶接のスキルが上がり上司に褒められた。」「自分たちの仕事が新聞に載った。」というような周りから褒められたり認められたりした体験を取り上げます。

人は他人の目を通して自分を評価し、態度や行動を決めていく傾向があるのですが、これを上手く引き出すのが「表彰制度」です。職場の5Sに貢献した、コストダウンに取り組んだ、強い責任感とチームワークで顧客の求める品質と納期に対応した、といった社員やチームの頑張りを表彰し、賞状や金一封で報いる制度です。公平性には気を付ける必要はありますが、特別に高い業績で貢献した、陰でコツコツ努力した、ちょっとした気配りをした等、対象も様々、柔軟に設定することが可能です。わずかなコストで「やる気」を高めるだけでなく、会社として社員にどのような態度や行動を求めているのか頑張り方を伝え、お互いを認める風土つくりも期待することができます。



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