船井総研「部品加工業」経営FAXレター

部品加工業のための生産性を高める人材マネジメント
~ 飲み会ではなく、普段の業務でコミュニケーションをとる ~

三村 信明
更新日:2016.12.20

書籍「心が折れる職場」日本経済新聞出版社 見波利幸氏著によると、「自然発生的な飲み会」がない職場ではメンタル不調者が発生しやすく、多い職場では不調者が少ない傾向があるそうです。ただ、だからといって「じゃあ、うちも飲み会を開いて社員間で交流しよう。飲みにケーションは仕事を円滑に進める上で重要だし、酔うと本音がでて親密な会話ができる。」といった考えは短絡的です。あくまで、「自然発生的な飲み会があるか」が重要で、飲み会が開かれないからといって、メンバーの心が折れたり、メンタルに不調をきたしてしまうことはありません。心が折れやすい職場だから自然発生的な飲み会が行われない、ということです。自然と飲み会が開かれる職場にあって、業務時間外の交流がほとんどない職場にないものは、①まず普段から仕事の話ができて、②仕事以外の話も気軽にできる空気です。①は、業務で問題を抱えている社員がいれば問題解決できるよう導く、問題を抱えている社員の今の気持ちをくみ取るといったポイントを押さえておくことが重要で、ただ飲み会を開いても意味がありません。社員に、会社は大変な状況を理解してくれない、あの時助けてくれなかった、といった気持ちが棲みついていれば、仕事以外の話をする気持ちは皆無で、プライベートな話も当たり障りのない内容にとどまるでしょう。
頻繁に飲み会を強制する会社もあるようですが、最近の若者は自分の時間を大切にします。仕事で疲れていたりプライベートの用事があったりすると、勤務時間外の「仕事仲間との付き合い」はストレスです。公式な飲み会以外はほどほどにしましょう。不調があると助けを求めることができるという安心感が必要なのです。



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