船井総研「部品加工業」経営FAXレター

部品加工業のための生産性を高める人材マネジメント~生産性を管理し改善意欲を高める方法~

三村 信明
更新日:2016.04.11

 部品加工業では、毎月製品ごとの原価と利益を計算して社内公開し、その成果を担当者別に評価し賃金・賞与に反映している企業がしばしばあります。このような、現場の努力の「見える化」は、一見、作業者の「やる気」と改善意欲を高めるために有効な手段の1つといえます。しかし、上手く生産管理システムを導入できていない場合などは、いざ製品原価とその利益の集計を始めてみると、原価管理を行う管理部門の担当者や作業時間を計測する担当者に多大な負担を与えてしまい、日常の業務に支障をきたしてしまうことがあります。あわせて、このような原価や利益の計算には、相当な日にちを必要とします。「先月、○○さんが担当したワークの利益は少なかったよ。」と時間が経ってから言われても、当事者にとっては「いまさら、言われたって。じゃあ、どうすればいいの?営業が儲かる仕事を受注してくれたら済む話しなんじゃないの?」というように、改善に向けた意識改革に繋がらないどころか、かえって不満が溜まるケースもあります。作業時間を短縮することでコストダウンを図るのであれば、作業者は作業をしながら時間を計るのではなく、ワーク・品番ごとに生産数だけを管理します。そして、監督者が目標時間をきっちりと設定し、時間内に目標生産数作ることができたかどうかを管理し、評価するのです。そうすることで、目標をやりきる、達成できそうにないのであれば、問題意識を持って改善に取り組むといった風土を作りやすくなります。



最新のコンテンツ