船井総研「部品加工業」経営FAXレター

部品加工業のための人材マネジメント
~ 中途採用者の面談における効果的な質問 ~

三村 信明
更新日:2017.05.26

『労働力調査(基本集計)平成29年2月分』(総務省)によると、完全失業率(季節調整値)は2.8%。就業者数は50ヵ月連続増加しています。求職者の母集団形成は困難なだけに優秀な人材を取りこぼすことがないよう面談を進める必要があります。「第一印象で決める。」といった声をよく聞きますが、応募者の容姿・態度を見て主観的に判断しているだけなので注意したほうがいいでしょう。部品加工業の場合、自分自身を売り込むことが苦手な方が多い傾向があります。面接担当者はそのような背景を理解して、意図的に応募者の良い部分を引き出す必要があります。

以下に効果的な質問をいくつか紹介いたします。

1.なぜ仕事を辞めたい(辞めた)のかを知る質問

「なぜ、この時期に仕事を辞めようと思っているのですか?具体的に教えてください。」

「この時期に」と表現することがポイントです。「なぜ、今の仕事を辞めようと思っているのですか?」と聞いてしまうと、大抵の場合、「御社で、新たなことに挑戦したいから」といった回答が用意されているでしょう。「この時期に」とすることで、背景が浮かび上がり具体的な情報を得ることができます。

2.協調性があるかどうか知る質問

「あなたは、会社ではどのような存在ですか?同僚に質問したらどのようか答えが返ってくると思いますか?」

自分が他人からどのように思われているか考えたことがない人には難しい質問です。相手の立場になって考えることが求められます。

3.細かいことに注意が払えるかを知る質問

「現在、どういったタイプの細かい事柄を扱っていますか?過去の仕事ではどうでしたか?」

過去の仕事について説明する準備をきちんとしてきたか、どのような細かい事柄を扱ってきたか知ることができます。「細かい事柄を扱うのは得意ですか?」と尋ねると、「はい」と答えてしまいます。

このように、応募者のスキル、資質に加え、過去の行動を明らかにして短時間で人物像を知ることを心掛けて質問をすると良いでしょう。



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