船井総研「部品加工業」経営FAXレター

部品加工業のための人材マネジメント
~中途採用者の面談における効果的な質問2〜

三村 信明
更新日:2017.06.28

面接対策に関するノウハウがかなり充実しているようです。試しに、Googleなどの検索エンジンで「面接模範回答」と検索してみると、「採用担当者の質問には意図がある!面接でよくある質問の回答●●例」とか、「完全対策―面接の王道」といったようなマニュアルが相当数掲載されており、無料で入手できます。採用者側としては、ますます人材を見抜くのが難しい状況になっています。そこで今回も、4月のレポートに引き続き、面談のポイントを紹介いたします。面接で質問をする際に重要なポイントは「過去の行動に関する質問をすること」です。過去の行動を知ることで、応募者が将来どのように貢献してくれるか判断することができます。なぜなら応募者は過去と同じ行動を繰り返す可能性があるからです。例えば、協調性や周囲とのコミュニケーション能力を知りたい場合は、「前の会社で、同僚とどのような関係を築いていたか教えてください。」「同僚と意見が対立した時、どのようにしていましたか?」といったような形で質問をすれば過去の具体例を引き出すことができます。「●●した時のこと」と聞くことで特定の出来事の特定の例を答えるように求めることができます。嘘がつきにくく、面接対策も難しいでしょう。また、具体例を引き出した後は、「どのような状況(詳細)だったのか」、「どのような行動をとったのか」、「その結果どうなったのか」を聞き出します。逆に「意見が対立したらどうしますか?」など「もし、●●だとしたら、どうしますか?」といった形式の質問はあまり良くありません。架空の状況を想定する質問は、「理想論や経験に基づかない作り話をしてください。」と言っているのと同じで、「面接した時はいい感じだったのに、実際に働いてもらったら違った。」となる可能性があるからです。また、「なぜ、どうして、○○なのですか?」といった質問も多用しないほうがいいでしょう。「なぜ、どうして」と聞くと、「理想的な回答があって、そのとおりに応えなければいけない。」と身構えてしまうからです。好ましい回答を察知されないよう気をつけると良いでしょう。



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