船井総研「部品加工業」経営FAXレター

部品加工業が注目すべき新成長産業!~巨大マーケット自動車産業を取り巻く「次世代自動車」の進展~

大橋 賢作
更新日:2016.10.05

 国内54兆円の巨大市場である、自動車産業で“エネルギー多様化”と“自動運転化”という時流があります。こうした要素を含む「次世代自動車」の分野は、今後の成長マーケットと位置付けられます。“エネルギー多様化”では、現在世界中の自動車の70%超を占めるガソリン車に対し、ディーゼル、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車を中心に台数を伸ばし、2030年には全体の50%を占めるとされます。船井総研の研究会でご講演いただいた政策研究大学院大学の橋本名誉教授は、電気自動車化が進むとエンジンやミッションなどがなくなり部品点数は半分になる一方、新たに3割くらいの部品が必要になるので実際のところは2割減くらいで済むだろうとのご意見でした。自動車に関わる部品加工業にとっては安堵感のあるお話です。“自動運転”のテーマでは、毎年8%成長の“車載用ディスプレイ”と、20%成長の“MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)”の市場規模が特に伸びています。中でも、MEMSは全世界6.5兆円の市場規模があり注目です。自動車のIoT化およびEV化の進展でMEMSの需要が急激に高まっていること、車載用ディスプレイに求められる信頼性の高まりと共に設備も日本製が求められていることが新たな需要を呼び起こしている背景にあります。その他、搭載カメラやエンジンコントロールユニット、電気制御のパワーステアリング、ブレーキなどの部品で切り替えニーズがあることを踏まえると、部品加工業にとっても無関係ではありません。「次世代自動車」を取り巻く状況には今後も注目です。



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