船井総研「部品加工業」経営FAXレター

最新!部品加工業のための「業界動向ニーズ」
~産業用ロボット(協調型ロボット)の最新動向 ~

井上 雅史
更新日:2017.05.24

今月11日に「ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業」の採択案件が決定した。私のご支援先でも採択されテクニカルセンターを作っていきます。今後、産業用ロボットは家電量販店のように、用途にあったロボットでワークテストをして、選択していく流れになります。今後は、機能が限定された簡易的・低価格なロボットが開発されてきます。現状では、ライフロボティクス社「CORO」のようなロボットです。吉野家の厨房で洗い物のサポートで使用されています。最近は、「CORO」のような協調型ロボットも種類が増えています。協調型ロボットとは柵がなくても同じ空間で人と協調して働くロボットのことです。注目が集まる理由の1つに規制緩和があります。日本でも2013年12月に規制が緩和され、安全性を確保できる何らかの処置が行われたロボットに対しては、人間と共同作業を行うことなどが可能となっています。協調型ロボットの種類としては、スイスABB社の「YuMi」は、アームの軸数が各7軸、計14軸ある双腕の協働ロボットです。リンガーハットが生餃子をトレーに整列して並べる作業に利用されています。各アームが7軸あるという特徴を生かし、限られたスペースでも複雑な動きを実現できるのが特徴です。可搬質量は1アーム当たり0.5kgと小さいものの、位置決め精度が0.02mmと高いのも利点です。川崎重工業が開発した「duAro」は、他の協働ロボットとは異なり、水平多関節型(スカラ型)のアームを採用している。YuMiとは逆に複雑な動きを必要としない作業での導入を指向しています。他に、カワダロボティクスの「NEXTAGE」、ファナックの「CR-35iA」、デンソーウェーブの協働ロボット「COBOTTA」、米Rethink Robotics社が開発した「Sawyer」、ドイツKUKA社の「LBRii wa」、安川電機は2017年度内に可搬質量10kgの「MOTOMAN HC-10」を開発予定です。デンマークUniversal Robots社など、開発(予定)になっています。

これからは、人で行うこと、ロボットで行うこと、システム(AI等)で行うことを明確に分けて、仕事のあり方を考える時代がすぐそこまで来ています。



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