船井総研「部品加工業」経営FAXレター

最新!部品加工業のための「業界動向ニーズ」
~爆発的な技術革新と大手企業の資材購買動向~

片山 和也
更新日:2017.03.29

現在の急激な技術革新の背景にあるのが、ムーアの法則です。ムーアの法則とは「半導体は2年間で実装密度が2倍になり、コストが1/2になる」というものです。こうした指数関数的(爆発的)な発展を遂げている分野として「半導体」「バッテリー」「太陽電池」などが挙げられます。例えばかつて電気自動車の航続距離はせいぜい50kmから100Kmが限界で、バッテリーで長距離走行は不可能、と言われていました。ところが昨年夏に発売されたテスラのモデルSは航続距離が600kmを超えます。こうした劇的な変化が起きるなかで、各分野の大手企業は従来の自社を中心とした“下請けピラミッド”が機能しなくなっています。今、大手企業の開発者・設計者は「こんな加工はどうやればできるのか」「この加工の限界精度はどこまでなのか」といったことを、熱心にインターネットで調べたり、展示会や商談会で調査を行ったりしています。こうしたニーズに対して部品加工業のスペックを訴求する媒体が必要であると、私たち船井総合研究所では考えました。その結果、今年3月に発刊したのが「ものづくりVA・VEサプライヤー年鑑2017」です(インターネットで「ものづくりVA・VEサプライヤー年鑑2017 無料請求」と検索ください)。先日、このサプライヤー年鑑をお読みになられた某自動車関連メーカーの技術部門トップから船井総研に連絡がありました。ぜひ、詳しく話を聞きたい、と。内燃機関からEV、あるいはPHVという大きな変化の中で、車のつくり方を抜本から見直す計画があるそうです。そして、このサプライヤー年鑑に掲載されている複数の部品加工業について、ぜひ紹介してほしい、まずは同社のTir1サプライヤーとマッチングしてもらい、段階を踏んで関係性を深めていきたい、と強いオファーをいただきました。

我々がこうした取り組みを行っている背景には、前述の技術革新の大きな変化に対して、加工技術のスペック売り(=加工技術の川上化)が必要であるとの考えがあります。現在の大きな技術革新は我々にとって大きなチャンスです。そのチャンスをものにできる取り組みを、さらに積極的に進めていきたいと思います。



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