船井総研「部品加工業」経営FAXレター

今月の市況~2016年6月の市況~

片山 和也
更新日:2016.07.07

5月のゴールデンウィーク明けから、目に見えて市況が厳しくなってきている様です。毎回、景気後退の際にはまず工具屋さんの業績が悪くなります。工具屋さんは「あっても無くても良いもの」も扱っていますから、まず影響を受けます。次に材料屋さんの業績が悪くなり、そして2次取引の部品加工業の業績、そして最後に1次取引の部品加工業の業績が悪くなる、というのがいつものパターンです。
現在は2次取引の部品加工業の業績が厳しくなっている段階の様です。実際、私の顧問先(1次取引の部品加工業)にはその外注先から、「何か仕事がありませんか?」といった様な電話が頻繁に入る様になってきています。そうした中で、現在でも活況な業界というのは次の4つです。1)次世代自動車関連  2)IoT・ビッグデータ関連  3)ジェネリック医薬品関連  4)中食関連
例えば次世代自動車関連の話をすれば、今、名古屋周辺ではトヨタがらみの設備投資が忙しいといいます。ただしこの設備投資は「減産の為の設備投資」であり、設備投資のキーワードは「1/2」ということです。「1/2」というのは、ラインの長さを1/2に ・設備の設置面積を1/2に ・もちろんコストも1/2にということです。こうした「1/2」の流れの中で、従来メインだった設備メーカーが入れ替わったりしています。また「工法転換」により部品のつくり方が根本的に変わってしまった場合、従来流れていた仕事がパッタリ止まってしまう、というのも最近はよく見られる傾向です。当然、上記国内での設備投資はハイブリッド・低燃費車など次世代自動車関連であることが大前提ではあるのですが、その中でも前述の様に“まだら模様”の要素が非常に強いのです。例えるならば大半が下降気流であっても、一部に物凄い上昇気流があり、その物凄い上昇気流に少しでも引っかかっている会社は物凄く業績が良い、これが現在の時流だと思います。私の顧問先の某セットメーカーは、前述の「1/2」の波に乗り、ライバルメーカーの牙城だったトヨタ本体に食い込み、大量受注につながりました。同社の76歳の会長は一言で「運だ」と言われていましたが、もちろん運だけで結果をつかむことはできません。このセットメーカーも4000件近い名簿に毎月メルマガを発信するなど、情報発信力が高いイコール、情報を捉えるアンテナも高い会社です。かつて「情報が国家を制する」という言葉がありましたが、現在の不透明・不確実な時代の中では「情報が企業の命運を決める」といっても過言ではないかもしれません。
 隔月にて実施しています、来月7月の『ファクトリービジネス研究会 部品加工業経営部会』の定例会のテーマは、上記にてお伝えしました「新成長分野参入」です。  ※ いずれの会場も1社1回限りの「無料お試しご参加」が可能です。
 <東京会場>   日時:7月13日(水)10時30分~17時(受付開始:10時30分)
          場所:(株)船井総合研究所 丸の内本社(東京)
 <名古屋会場>  日時:7月22日(金)10時30分~17時(受付開始:10時30分)
          場所:ウインクあいち(JR名古屋駅から徒歩5分)
 <大阪会場>   日時:7月27日(水)10時30分~17時(受付開始:10時30分)
          場所:(株)船井総合研究所 大阪本社 501(天職発想)
特に今回は名古屋会場におきましては、旧来ビジネス分野から一念発起し、1年がかりのマーケティング活動で「ジェネリック医薬品分野」「EV関連分野」の新規顧客との取引に成功したファクトリービジネス研究会 会員企業様(名古屋会場所属)からの特別講演もございます。もちろん、上記3会場全て、私 片山も出席いたします。本FAXレターでお伝えしきれなかった情報もお伝えしたいと思います。



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