船井総研「部品加工業」経営FAXレター

今こそ取り組むべき!部品加工業のための「業績アップ」最新事例
~ 町工場こそ取り組むべき【研究開発】~

髙野 雄輔
更新日:2017.02.02

先日船井総合研究所が主催した「先端加工技術マッチングフェア」では、加工に関する課題の解決を求め、多くの大手優良企業の研究者・開発者が来場しました。そんな中、このフェアで大きな成果を上げられた企業には、実はある傾向がありました。それは、技術力が高いという側面もありますが、日々の業務の中で自社の加工技術を追及して高めるプロセスを入れていたか、つまり【研究開発】を行っていたか否かが成果を左右した、ということでした。

具体的には、セラミックに20μmの穴を連続加工できるA社、サブミクロンの精度で微細ピンを量産加工できるB社、シリコンカーバイドに鏡面研削加工を行うことができるC社などは、マッチングフェア中の顧客との打合せはずっと途切れない状態であり、実際に超具体的な案件に結びつきました。これらの企業は、顧客の日々の加工に応えながらも、加工技術を追及する時間を別途設け、それを高めることを通常業務の中で行っています。その結果、顧客から求められる存在になったのです。研究開発、という言葉だけを捉えると、資金的に余裕のある大企業がやること…と感じるかも知れませんが、我々船井総研では、町工場にこそ研究開発が必須であると考えます。自社の技術を磨き、それを外部に対する明確な情報発信は、新規顧客を呼び込み、確実な利益率のアップに繋がります。

日々忙しい中、なかなか通常の注文以外の事に時間を割くのは、一見すると無駄なことのように思われますが、刃を研がない鋸をずっと使い続けていては、いつしか木が切れなくなってしまいます。研究開発は経営戦略上非常に大切な要素と捉え、既存路線のQCDSの充実だけではなく、この年末年始の時間を使って、どうやって刃を研ぐのか?つまりどの分野で日本一を狙い、それを高めるのか?を考える時間に充ててみることをお奨めいたします。



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