船井総研「部品加工業」経営FAXレター

スグ出来る!部品加工業のための「最新」生産性アップ事例
~ 2倍以上の生産性を実現する方法とは?部品加工業H社とI社の事例から ~

髙野 雄輔
更新日:2016.12.20

このコラムでは、部品加工業経営部会の会員企業様が取り組んできた、いわゆる「現場」の生産性を高めるための超実践的な事例を取り上げてきました。今回はもう少し視野を広げ、現場ではなく「工場」あるいは「企業」全体としての生産性を高めた事例についてお伝えいたします。純然たる受託製造業である部品加工業が生産性を大幅にアップさせる為には、私は「高利益で受注」しつつ「同じ手順で作る」ということに集約すると考えます。会員企業であるI社は月次平均4,000万円の売上のところ、ある月に8,000万円の注文が来ましたが、難なく対応することができました。これが実現できた秘訣は「究極の標準化」です。I社は多く流れる製品の標準化を進め、女性オペレーター数人が電話で受け付けた注文を、在庫から順次出荷していくという体制を整えており、部品加工業とは思えない生産性の高さを実現しています。また、ニッチな加工技術と設備を有するJ社は、まず顧客内の自社のポジショニングを正確に見極めました。そして顧客に値上げを行った結果、受注数量を上げることなく営業利益率数十%を達成し、現場の生産性の向上では成し得ない利益・生産性を実現しています。I社やJ社のようなことを実現するのは難しく感じるかも知れませんが、自社が得意な加工・製品を見極めて、それを集中的に受注していく、あるいは適正な値付けを行っていくことは、我々の生産性を大きく向上させることに直結するのです。



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