船井総研「部品加工業」経営FAXレター

スグ出来る!部品加工業のための「最新」生産性アップ事例~水揚げ量の「見える化」だけで生産性アップを実現!~

髙野 雄輔
更新日:2016.09.01

 今回の生産性アップの事例は、強制的なノルマ設定ではない、水揚げ量の「見える化」だけで実現した生産性アップの事例についてお伝えします。会員企業F社では、これまでミスが多く生産量が上がらない現場社員に対し、それまでは手順通りにテキパキ仕事をこなすよう指導していました。しかし生産量が一向に上がらなかったので、この社員に対し水揚げ量の見える化、すなわち一日にこなすワークの数ではなく、会社としてやって欲しい粗利に対して、今日一日であなたはこれだけ稼いだ、ということを都度フィードバックするようにしました。不思議なもので、こうした数値を設定し見える化をするだけで、この社員はこれをクリアしようと生産量を上げようとしたり、あるいは自分なりに工程を工夫したりして、最終的には基準の水揚げ量を楽々とクリアできるようになったのです。
 また、会員企業G社は、工程グループ毎に水揚げ量を設定し、毎日これをクリアするようにだけ指示しています。こうすることで、この工程グループに属する社員たちは、この設定された水揚げ量をこなすためにあれこれと創意工夫し、上長が指示するまでもなく工程の組み方や効率的な加工方法・段取り替えを自分たちで工夫するようになり、結果的に生産性を劇的に向上させることに成功しています。船井総研の創業者である船井幸雄は「納得して主体的に行動すれば生産性は1.6の2乗になる」という言葉を残していますが、「水揚げ量の提示」だけで社員が主体性になり生産性が上がるのだったら、こんなにすばらしいことはありません。



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