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中小製造業が求人情報を出す際に、注意すべき点

◇ 地方エリアほど容易で、大都市圏ほど難しい採用
 2018年度の製造業における新卒・中途採用の状況は、大都市圏になればなるほどエントリー数を集めることが難しく(採用条件を上げなけらば、エントリーがなかなか来ないで、地方エリアになればなるほど比較的容易(採用条件を上げることなく、一定数のエントリーを安定して集めることが可能)にエントリー数を集めることができています。この原因は、都市部は企業側の求人情報が多く、求職者にとって魅力的にうつる条件の求人が多くあり、求職者がそちらに集まっているからになります。
 多くの求人情報に記載されている製造業の給与は、他の業種と比較して高くないことが多くなっています。これは製造業の給与が決して低いわけではなく、製造業はみなし残業代やサービス残業などが少ないため、従業員の方にお支払いする給与が残業代を加味しているからになります。この残業代の扱いが、ハローワークや一般的な求人誌上では、給与が基本給表示になるため、紙面上・Webページ上では他のサービス業と比較して、製造業の給与が低くみえているのです。(2017年から多くの求人媒体が、月給表記ではなく基本給表記、月々の残業代を別に記載すること推奨したことも、この傾向が進んだ理由です)
◇ 人手不足の中がもたらす求人のおける、製造業の弱み
 昨今の慢性的な人手不足も重なり、都市部では業界未経験者であっても基本給が20万・21万を超える求人も珍しくありません。これは人手不足が深刻化したことで、離職率が20%を超えるような業界、採用した1週間後には戦力となる業界などの、下限給与がここ2・3年でこれまでにないくらい上がったことが原因です。ほかにも、都市部の最低賃金の上昇額(地方よりも大都市の方が最低賃金の上がった額が大きい)が、サービス業のパートアルバイト職の時給の上昇につながり、その影響を受けサービス業正社員の給与も上昇しているのです。
 製造業だけでなく日本の多くの企業は、新卒や業界未経験者を採用し、入社後に育てることを前提とした給与条件となっているケースがほどんどです。これは入社して直ぐに即戦力として活躍することが難しい為です。例であげると、部品加工業は工作機械オペレーティング、CAD/CAM、営業では業界知識や商品知識など、自分の給料を稼ぐために1年以上、長い場合は3年以上働いてようやく自身の給料を稼ぐだけの能力に成長し、そこで給与水準も上げるパターンが多くなっているからです。

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